2021年3月12日16時
これを書いているタイミングでは昨日のこと。V6から今年の11月で解散する旨が発表されました。
それを受けて、長いことV6ファンをやってきた私の今の心境を書き留めておこうと思います。
25年前、V6のデビュー当時の話
25年とちょっと前、私は10代後半でした。SMAPファンの友人の導きで、実はまだデビュー前だったKinKi Kidsにハマっておりました。
当時のジャニーズJr.はKinKi Kidsか剛健コンビ(森田&三宅)か、みたいな感じだったんですよね。デビュー前からコンサートとかもガンガンやっていて。
なのでV6のデビューが発表された時にKinKiファンだった私は「なんで!?なんでV6なの!?次にデビューするのはKinKiじゃないの!?」という勢いで、V6のデビュー当時は割とアンチ寄りでした(笑)
なんと言っても「WAになっておどろう」はオリジナルの「NHK・みんなのうた」で流れていたものが大好きだったので、当時は「は?オリジナルの方が全然いいんですけど!?ララララ〜じゃなくてイレアイエ〜でしょ!?」みたいな感じでした。(10代はごりごりの陰気なイキりキャラでした、私)
しかしデビューしてTVの露出も増え、V6ファンの友人もでき、コンサートに連れていかれ(しかも”WAになっておどろうコン”でした)あっという間にV6にハマっていったんです。
20代……それは青春時代。
それから当時のV6ファンの友人とは疎遠になってしまい、アルバムを聴いては「またコンサートに行きたいなぁ。でもコンサートに一人では行きづらいなぁ…」と思っていた20代前半。
そんな折、私にまた新しくV6ファンの友人ができました。
仲間ができると、人っていろんな意味で強くなるっていうか、勢いがつくんですよね。赤信号みんなで渡れば怖くない的なやつです。
年齢的には20歳を過ぎています。もう10代の学生時代ではありません。一応働いていて自由になるお金もあります。
貢ぎました。
当然のように同じCDの初回盤A、初回盤B、通常盤の3形態全部買ってました。
コンサートツアーも毎回、北海道から鹿児島までいろんなところに行きました。
2003年の伝説のコンサートでは全17公演のうち15公演入りました。(あれ16だっけ?<こういうところが適当)
青春でした。
そう、青春だったのです!!!
V6のために頑張って働こう、頑張って今日を生きよう!!!
そうやって過ごした20代でした。
彼らの歌にいっぱい励まされてきました。
V6ってね、人生励ましソングがめちゃめちゃ豊富なんですよ。
歌詞に泣いて歌声に励まされて踊りに感動させられて、MCで笑わせてもらえて。
そんなV6のコンサートが私は大好きです。
そうしていくうちに、私も30になり結婚をし(結婚をしたせいなのかこの異様な青春を共にしたV6ファンの友人とは疎遠になり)夫を連れて一緒に何度かコンサートへも行きましたが、生活の変化で20代の頃のように作品を追っかけることもだいぶ減りました。
でもいまだにV6のコンサートは大好きだし、25周年配信コンサートは配信当日、旅行先のホテルで見ながら号泣していました。
6人集まるといつも、私が想像をし得なかったものを見せてくれるなぁと、ありがたいなぁと、心から思っていました。
誰担ですか?V6担です。
「V6が好きです」と話すと大概「誰が好きなの?」と聞かれます。
グループアイドルが好きっていうとなんとなく誰が一番好きなのかを気にする風潮があるように思います。なので初期の頃は「V6全員が好きです」と話してもあまり盛り上がらないし、一般的に伝わりにくいこともあったので、とりあえず「岡田くんの顔が好きです」とだけ言ってました。
とはいえ普通に部屋に岡田さんのポスター貼ってました。いやだって、あの整った顔眺めてるだけで癒されるし。(デコを隠しつつ)
でもひとつコンサートへ行けば、歌声は昌行サイコー!ってなるし、踊りの迫力は博様ー!ってなるし、井ノ原ひどいわーwww(褒めてる)ってなるし、かわいいかっこいいよ剛ちゃんー素敵ー!ってなるし、かわいいよ健ちゃんかわいいよー!ってなるし、岡田さんデコwww(褒めてる)ってなる訳ですよ。
どれがいいかなんて選べるわけがない!!!
という訳で私の担当はV6です。
いわゆる箱推しです。
近年、”箱推し”という概念が世に広まってくれて本当に良かったなと思います。
そんなそれぞれに魅力ある大好きな6人が6人で集まってすごいものを作って見せてくれるから大好きなんです。6人だからこそ見られる画が好きなのです。
たとえTV番組全部おっかけられなくなっても、CDやDVD/Blu-rayを初回盤から通常版まで全部買い揃えられなくなっても、それでも6人が6人のコンサートを見せてくれるから、V6ファンは辞められないなぁと思ってました。
そして解散へ
つまり、6人が6人組でなくなるということは、私にとっては大問題なんですよ。
もちろん現在の個人の活動で見せてくれるものも大好きだし、だから解散の後でも、引き続きそれぞれの良さを発揮してくれる場がある限り、見続けます。彼ら個人の歌も踊りもお芝居もそれぞれにそれぞれの良さがあり、私は大好きです。
でも、何度も言うけど、「6人組の活動がなくなる」ということが、一大事な訳です。
だから、何事にも永遠がないのは人生の経験上とてもよくわかっているので「いつか見られなくなる日がくる」ということは頭の片隅にはあったけれど、本当にその日が来てしまうという現実が、やはり今はまだ辛いです。
私ももう良い歳をした大人なので、冷静に過ごしたいところではあるし、Twitterなどを見れば冷静な方々はみんなこぞってV6にありがとうを伝えているし、そうすべきなんだろうなぁとは思います。
思うけれども、まだ「ありがとう」を伝えて終わり感を出したくない、です。
ずっと常に「ありがとう」という感謝の気持ちはあるし、だから改めていうにはまだ早い。そんな感じですかね。なのでこの言葉はもうちょっととっておきます。
残り7〜8ヶ月をどう過ごすか。
これから11月までの間、どんなことが待ち受けているのか正直不安でいっぱいです。
コンサートツアーをやりたいとは本人達も言っているけれど、このご時世でそれがどこまで可能なのか。可能だったとしてチケットが取れるんだろうか、とか。
いろんな事情もあるだろうし、全員が満足する結果なんてないので、絶対不満がでないわけはないと思うんだけれど、できる限りみんなが笑顔でその日を迎えられる流れになるといいなぁと心から思います。
ファンクラブ会員向けのメッセージ動画を見ると、できる限りのことをしていきたいと本人たちは言っているので信じていきたいし、精一杯誠意を見せてくれる人たちなのはこれまでのことでわかっているので頑張ってくれるだろうなとは思います。
ていうか、もう出されたものを食べるしかないので。
どうせ食べるなら美味しく食べたいよね、っていうだけのことなんですけど。
…あとは黙ってそれを飲み込む……そういうことです。
森田さんのこと
長々と語るついでに、”森田剛”という人物についても語っておきます。
彼はデビュー当時からそりゃあドラマに出たりはしていたけれども、20年くらい前までは「お芝居には興味がない」ってことごとく語っていました。
それがテレビドラマ「演技者。」に出るようになったり、劇団☆新感線の舞台で主演をやったりをするようになって、いつの間にかお芝居に目覚めたんですよね。(きっかけになった作品についてどこかで語られていたような気がするけれど、忘れてしまった……)
元々森田さんの演技が大好きだった私は、もっとドラマとか舞台とかやってくれないかなぁと思っていたので、お芝居にハマってくれたのは本当に嬉しかったのを覚えています。
そうして、そんな彼が「ジャニーズではできないお芝居をやるため」にジャニーズ退所です。
もう、感慨深いとしかいえない……。
だってすごくないですか!?
25年の間に、一人のお芝居に興味のなかった人間が、お芝居にハマって、そしてお芝居がやりたいからと辞めていく……っていう、いかにも人生が移ろいゆく様子を、ただ1ファンに過ぎない私が目の当たりにできたんですよ!!!これって奇跡!!!と思いました。マジで。
いや、お芝居にハマってなかったら解散になんてならなかったんじゃ…とか、ジャニーズさんがもっと自由にお芝居やらせてあげてたら!とか、たられば話もしてしまいたくなるけれど。
映画「ヒメアノ〜ル」でもだいぶ頑張って際どいものを見せていたと思うけれど、あの作品にもジャニーズだからこそ見せられなかった何かがあったのかなぁ、などとそんな風にも思ったりします。
本当は彼の歌声やダンスとかも大好き(ソロライブはマジ良すぎて泣いた)なので、それらが見られなくなってしまうのはもちろん辛いところですが、それでも、11月以降の森田さんのお芝居はめちゃめちゃ楽しみだし期待しています。
何を見せてくれるんだろうなぁ……。とはいえ、先輩ジャニーズを見ていると、辞めてからは何かと色々大変そうなので、期待し過ぎず、そっと応援していこうと思っています。